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ハマナスサミット

お知らせ・告知 ハマナス 石狩の花

12月5日(日)にシャトレーゼガトーキングダムサッポロにて『ハマナスサミット2021』が開催されました。当初の定員は30名でしたが、反響が多く定員を増やし43名のお申し込みをいただきました。(ホテル側のご厚意で会場を広く使用できることとなり、ディスタンスを十分確保したうえでの定員増です。)本州や道東など遠方からもご参加いただき、ハマナスへの関心の高さを改めて知ることとなりました。ご来場いただき本当にありがとうございました。

基調講演のテーマが大島椿ということで、伊豆大島椿園園長山下様から贈られた椿、また、静岡県から出演のハマナス園イロトカオリ代表中村様がご持参したハマナスが飾られ、イベントに花を添えました。(静岡では12月でもハマナスが咲いていることに驚きでした!)

加藤龍幸石狩市長、石狩浜ハマナス再生プロジェクト協議会代表尾形優子氏から開会挨拶をいただいたあとは、第一部 基調講演です。

基調講演では「椿をシンボルとしたまちづくり」をテーマに東京都立大島高等学校教諭金子 雄氏、大島椿株式会社代表取締役岡田 一郎氏にご登壇いただき、椿を教育テーマに取り入れ生徒が椿ガイドを務める様子や、椿と椿油から生まれる文化を守り、育て、後世に受け継いでいく取り組みなどについてお話しいただきました。

第二部では、冒頭にハマナス研究の第一人者である北見産学医協働センター理事金澤 勉氏からハマナスの成分・機能についての紹介があり、商品開発などハマナスの活用にとても参考になるお話を伺いました。ハマナス栽培と観光・商品化事例紹介では、静岡県、青森県、興部町、浦幌町、そして石狩市での取り組みについて紹介されました。ハマナス栽培や商品化に至るまでのストーリー、地域を巻き込んでの取り組みなどが紹介され、いずれもハマナスへの強い思いが感じられる内容でした。例えば、山奥の小さな村に都会から花摘み体験に訪れ交流人口が増加したり、子ども達に商品パッケージデザインを依頼することで、お母さん達も取り組みに関心を持つようになり輪が広がっていくなど、地域活性化のヒントになるようなお話を聞くことができました。

第三部 パネルディスカッションでは、登壇者全員で「ハマナスをシンボルとしたまちづくりの可能性」について意見交換。それぞれの活動から地域活性に結びついた経験のお話しやアドバイスをいただき、大変有意義な時間となりました。

今回のサミットはコロナ禍ということもあり、開催決定の判断がなされたのが9月末で、短期間で慌ただしく準備が進んでいきました。そのような状況下、しかも初開催ということもあり、大変ではありましたが、出演者、スタッフの皆様のご協力を得ながら無事開催することができました。ハマナスがきっかけで生まれたご縁を大切に、サミットがさらなる広がりを見せながら継続的に開催されれればと思います。

最後になりますが、お忙しいなか、また、コロナ禍という不安を抱えながらもご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。時間超過でご迷惑をお掛けするなど、いくつか課題もありましたので、皆様からいただいたアンケートを参考にさせていただき、ブラッシュアップして次回開催を目指したいと思います。

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